「中国にエボラ熱上陸」は時間の問題?

 西アフリカ諸国に端を発し、アメリカやスペイン、フランスなどにも感染が拡大しているエボラ出血熱。死者数が5000人に迫る中、この感染症の世界的な権威であるロンドン大学衛生・熱帯医学大学院のピーター・ピオット教授が先週、不気味な警告を発した。

 近い将来、エボラ熱が中国に飛び火し、大流行を引き起こすというのだ。

1976年にエボラウイルスを発見した研究者の1人であるピオットは、西アフリカで大勢の中国人が働いていることを考えれば、中国で感染者が出るのは避けられないと指摘。

2次感染を封じ込める対策が不十分なため、大流行が起きる恐れがあるという。