ヒラリーの背後にある軍産複合体

副島 隆彦氏
フーチ 85%
 ヒラリーと対決しているオバマとバイデン副大統領の二人はとても仲が良い。彼らの考え方は、「アメリカは大きな戦争をしてはいけない」というものである。この立場は小さな戦争、すなわち低緊張紛争にとどめよ、という立場だ。世界中の各地域ごとでの、小競り合い程度の軍事衝突が起きるのは仕方がない。しかし大きな戦争をアメリカが介入して、することはしないというものだ。

 それに対して、ヒラリーは好戦派である。世界各地での戦争に、積極的にアメリカは介入すべきだ、の立場だ。ヒラリーは軍事的に強硬な危険な女である。

ヒラリーはハッキリとそうとは言わないが、戦争をしたがっている。その後ろにはアメリカの軍需産業と右翼の軍人・政治家たちの連合体である軍産複合体がいる。