3週間で人生を変える方法?

トニー野中氏
+時空研
    「先入観」と「固定観念」を捨てる
 目の前の宝の山が、見えないのはなぜ?“赤いポスト”しか見えない「スコトーマ」に陥っていませんか?心理学用語に、「スコトーマ」というものがあります。語源はギリシャ語にあり、日本語に直訳すると「心理的盲点」という意味です。
 私がかつて那須高原に行ったときのこと。郵便物を出そうとしたのですが、ポストがどこにも見当たりません。地方の方に訊ねると「駅前のロータリーにある」というので、ロータリーをくまなく探しましたが、一向に見つかりません。おかしいな…と、ふと目の前を見たら、あったのです!
 ポストが。でもそれは、私が知っている“赤いポスト”ではなく、“茶色いポスト」だったのです。何でも那須高原では、景観を重視してポストの色やコンビニの看板を茶色に統一しているそうです。私といえば、「ポストは赤色」という固定観念に縛られていましたから、「郵便〒ポスト」と書かれてあるにもかかわらず、目の前の茶色のポストにずっと気づくことができなかったのです。

   つい使いがちな「自身を奪い去る口ぐせ」

「自分にはムリだ」とか、「できるわけがない」という言葉も、毎日繰り返すほど、何をするのも「ムリ」であり、「できるわけがない」人間になっていくのです。

 ほかにも、「あり得ない!」「最低!」「ひどい!」などの言葉も同様です。別に、自分や他人に対していっているわけではないから、影響はないだろうと思うかもしれません。

 しかしその言葉を使うたびに、脳波自分で自分を「あり得ない」と否定するため、自信はなくなり、性格も消極的になっていくのです。そんな暗い雰囲気の人からは周りの人もどんどん離れていきますから、助けを得られにくくなり、幸せな成功者になれる可能性も遠のいていきます。

「とっても幸せ」「嬉しいな」「楽しいな」。こうした言葉を普段から口にしていれば、現実にあなたの生活には「幸せなこと」や「嬉しいこと」「楽しいこと」が頻繁に起こるようになります。