21世紀地球寒冷化と国際変動予測

丸山 茂徳氏
フーチ 95%
温暖化より寒冷化の方が人類にとって
はるかに恐ろしい!

温暖化問題の決着は10年以内につくであろう。結論的には、その期間内に「温暖化」どころか、「グローバル・クーリング」、すなわち地球の寒冷化が始まるからである。こればかりは科学者の長い議論をまつことなく、地球が、自然が、自ら証明してくれるはずである。

押しつけられる地球温暖化

IPCC報告と「不都合な真実」。太陽が地球温暖化の主犯か?現時我々は温暖期にいることは事実である。ではこのような気温変化はなぜ起こるのだろうか?太陽エネルギーのうち70%が地球に届き、30%は地球から反射される。この30%がアルベド、反射率である。

気候変動に及ぼす宇宙線

地磁気と火山活動の効果

太陽活動が強まって強い太陽嵐が地球にやってくると、地球に到達する宇宙線強度は小さくなり、そのために雲量が減少し、気温が上昇する。逆にもし太陽活動が強まると地球に到達する宇宙線強度は小さくなり、その結果雲量が増大し、気温が下がる。

寒冷化はすぐそこまで来ている!

「地球の気候はこれからどうなるか?」この疑問に私たちはどう答えられるだろうか。気候は複雑系であるから、この質問に答えるには過去の気候変化の記録を調べて現在のそれと詳しく比較することが必要だろう。

そのことによって私たちは気候変動に影響する主な原因を見つけることができる。過去数百年間の太陽活動、宇宙線強度、地磁気と気温の変動をみると、将来数十年のうちには気候が寒冷化することが明らかであると主張した。過去の気候変動をさらに遠い過去までトレースすることによって、上記の結論の確からしさが一層明らかにされる。

恐ろしい水と空気の汚染

人類はいま、地球温暖化でなく、地球寒冷化への対策を急がねばならない。しかし人類生存のための環境問題で、もう一つの緊急で深刻な問題は地球の水と空気の汚染である。