アルコール依存症、バクロフェンで飲酒量が激減

アルコール依存症患者にバクロフェンを1年にわたって投与したところ、アルコール消費量が大幅に減り、飲酒に関連するマーカーの値や肝機能などが改善した。

フランスのBarrault氏らが、欧州肝臓学会で発表した。

バクロフェンはγ-アミノ酪酸GABA)の誘導体で、中枢性筋弛緩薬として脳血管障害などによる痙性麻痺に使われている。Barrault氏らは、アルコール依存症に対するバクロフェンの有効性と安全性を検討するため、単群、オープンラベルの前向き試験を行った。