米国に潰された「メキシコ農業」

GMОトウモロコシが圧倒

 米国が巨額の農業補助金によって、主要な穀物、食肉をメキシコの市場価格以下で販売したのである。

米国のお先棒を担ぐ「亡国の徒」
 メキシコの悪夢はこれで終わらない。

 米国の大手アグリビジネスが、GMО輸出では飽き足りず、メキシコでGMОの直接栽培を求めている。

モンサント、デュポン、ダウ・ケミカルの米大手三社は、合計で二万五千平方キロメートルもの大規模栽培を申請した。アフリカのルワンダ一国に相当する、広大な面積である。