心筋虚血

皇后さまは当初は週に数回程度だった胸の痛みが徐々に増え、1日に何度か症状が出るようになったため、24日に24時間、心電図の検査を行ったところ異常が見つかったという。「心筋虚血」とは、動脈硬化などによって心臓の周りにある冠動脈の血液の流れが悪くなるなどして、心臓の筋肉に血液が不足する病気で、心筋梗塞につながるおそれもある。

今後は、精密検査では心臓に3本ある冠動脈を、CT検査で確認する。宮内庁は、今のところ、皇后さまの公務は予定通りとしており、テニスのような激しい運動や、炎天下での長い行事など心拍数を増すような行動は控えるとして、検査の結果をふまえて、今後の治療方針を検討するという。

*心臓の血管、毛細血管の血栓、アテロームプラーク拔く