【脳腫瘍とは】

 頭蓋骨にかこまれた脳に発生する原発性、転移性の腫瘍で、一万人に一人の割合で発生します。頭蓋内の各部におこり、悪性腫瘍とよばれる神経膠腫(グリオーマ)、良性腫瘍の下垂体腺腫、髄膜腫、神経鞘腫など種類が多く、それぞれに特徴があります。
 新生児から老人まであらゆる年代に発生し、年代によって腫瘍の種類も大きくちがいます。小児(五、一〇歳)の脳腫は小児の癌の一〇%程度を占め、白血病についで多く、ほとんどがグリオーマで、悪性度が高いのが特徴です。
 【原因は】転移性の脳腫瘍以外は不明ですが、ウイルスや頭蓋内の細胞の、発生期における異常が考えられています。
 【症状は】脳腫瘍の三徴候とよばれる、頭痛、吐きけと嘔吐、うっ血乳頭(眼底の腫れ)です。うっ血乳頭ははじめは自覚症状はありませんが、進行すると視力低下などがおこります。

この三つがそろってあらわれると脳腫瘍が考えられます。ただし、これらの徴候がない場合も少なくありません。頭痛は、初期にはとくに寝起きに多くみられます。

また、吐きけがないまま嘔吐することもありますし、小さな子どもの場合、嘔吐が続いて脱水状態になることがあります。このほかに、腫瘍のできる部位によってさまざまな局所症状があらわれます。視神経が圧迫されると物が二つにみえる複視、聴覚神経異常でめまい、耳鳴りがおこることもあります。てんかん発作、意識障害、半身の運動障害、神経症状などもあります。これらの症状がよくなることはほとんどなく、常に進行します。

 対応 何処に出来た脳腫瘍か確認できれば一番よい。
脳腫瘍を抜いて、そこから更に、フリーラジカル・コクサッキーウイルス・異常細胞・IgE,G抗体等を抜く。
 HTLV—1ウイルスが犯人の時も多い。