ワクワク1

生れながらのワクワクを追求することこそ、もっとも責任ある生き方であり、人間として一番大切な行為なのです。

ヤル気のウソ

 人にヤル気を起こさせるために、私たちの社会は多くの時間とお金をつかっています。
 子供に勉強をさせるにはどうしたらいいのか。
 社員にヤル気を起こさせるにはどうしたらいいのか。
 成功へ向かって奮起するにはどうしたらいいのか。

 そのための本もたくさん書かれていますし、プラス思考の効用を説くプログラムやモチベーション・セミナーに巨額のお金を払っている人も大勢います。しかしそうしたプログラムは効果がありませんし、あっても長続きしません。体重を減らそう、禁煙しよう、外国語を勉強しよう、不規則な生活を改めようなどと、これまでに何度、私たちは自分にヤル気を起こさせようとして失敗したでしょうか。

 そのときハッと気がつきました。それまでの自分はしたくないことをするために自分で無理矢理にヤル気を出していたということに。

 多くの人が仕事にヤル気を持てずに能力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているからです。

 心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。

そのワクワクをまわりの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にとんどん前進していきます。内からわき起こる情熱がその人の人生をぐいぐい引っ張っていって、自動操縦を始めるのです。

 心からワクワクするものがあると、人はそれをしたいと願い、単純に、するのが楽しいと感じます。人生が前向きになり、心が満たされます。自分を叱ったり励ましたりする必要がありません。ワクワクがあなたを先へ先へと引っ張ってくれます。

・気分がよくなる。
・イキイキとする。
・ひとつのことに熱中して、他のことは考えない。
・体と心が一体になる。
・無意識のうちに体や手が自然に動いていく。
・体にも心にも緊張がなく、自然体でいられる。
・脅迫観念や神経質な悪癖がやむ。
・現在の自分に満足する。
・心が澄みわたってさわやかな気分になる。
・まわりとの一体感を感じる。
・地に足がついている。