脳に与える祈りの影響

       祈りの違い
誰かに対して怒りや妬み、恐れ、不安といったネガティブな感情を持つと、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌され、記憶の重要回路である「海馬」が委縮するそうです。つまり、ネガティブな祈りは、自分自身に悪影響を及ぼしてしまうと。

逆に、ポジティブな祈りは、「ベーターエンドルフィン」や「ドーパミン」「オキシトシン」など、「脳内快感物質」と呼ばれる物質が分泌されるそうです。つまり、多幸感や快感をもたらし、脳を活性化させ、身体の免疫力を高めると。また、記憶力が高まり、集中力も増すそうです。

脳を活性化する「愛情ホルモン

オキシトシン」は愛おしさの感情を生みだす「愛情ホルモン」大事な人が幸せになってほしい、自分のためでなく、誰かのために祈ることは、自分の脳にもよい影響を及ぼすもの。自他共の幸福を祈る中にこそ、「よい祈り」があるのだと…。
脳はすぐには変われない…祈り続ける大切さ


最低3カ月の継続を。⇒脳に変化が。しかし、惰性になってはいけない。朝夕に、祈りの的をきちんと定めて。「
脳科学からみた幸福な人、不幸な人

釈尊の教え=「人生で一番大事なことは、幸せになること」。困難な目標を達成した時こそ、たくさんの脳内快感物質が分泌され、大きな喜びを感じる。

脳を育てるには、たくさんの人との対話がよい。新しい人・知人をどんどん増やしていくこと⇒よい刺激、ネットワークが育つ。同業・同質の人より、いろんな職種・年齢・社会階層の人の方が刺激になる。学び続け、成長し続け、達成を繰り返すことの中にこそ、脳が感じる幸福がある。

「相手を助けたい」という真剣な利他行動は、まさに自らの喜びとして感じられる。「配慮範囲」の広い利他的な志向を持つ人は、よい人間関係を持続でき、自分の周囲に盤石なネットワークを作れるから、運の良さとして現れる。

人を育むことの幸福感

「慈悲」「博愛」・・・「人を育む」ことは幸福感の拡大に。「幸せ物質」オキシトシンが分泌されるその人の幸せを心から祈れる相手」が多いほど、脳が幸福を感じる機会が増える。逆境を乗り越えていう経験こそが、脳を鍛えている。何度もの修羅場をくぐってきた人⇒人間としての底力、脳力があるただし、逆境に直面した時の心のありようが大切!⇒負けない意識とプラス思考。「いまこそ脳を鍛えるチャンスだ!」という一念が脳を変えていく。
  
利己の幸福から、利他の幸福へ。=「利他行動は自分自身も幸福にする」安穏を求める静的な幸福から、困難に挑戦しつづける動的な幸福へ…。