今起きている想定外の本質?

藤原 直哉氏 参照
          問題の本質

(漂流するリーダーシップ)
今年は熊本地震に急激な円高と株安、そして三菱自動車の不正など、年初から騒然とした動きになっています。また海外に目を転じるとパナマ文書の暴露や米国大統領選挙でのトランプ候補の台頭など、今までの国際秩序を根幹から変えていく動きも本格的になってきています。一体この先はどうなるのだろう、多くの人は漠然とした不安を抱えているかもしれません。

誤解
 多くの人はある種の誤解にもとづいて世の中を見ています。たとえば、政府や大企業は優秀な人が運営しているからまちがうはずがない、米国は強いから誰にも負けるはずがない、あの人は権威があるから、権威のある人の言うことはまちがうはずがない、テレビで言っていることにまちがいはない、世の中は所詮カネだからカネさえ持っていれば何とかなる、大きいところは強いところだから大きいところについていけばうまくいく、みんながこれでいいと言ってるからこれでうまくいく、等々。残念ながら、これらの誤解は今の現実には全く当てはまらない状況だと断言して構わないと思います。

今起きていることの本質

実は今起きていることの本質をひとことで言えば、嘘つきをこの世の表舞台から根こそぎ排除して、大自然と一体になれる高い価値観と能力を持った人にこの世の運営権をバトンタッチし、日本も世界も根底から良き世の中に作り替えるということ、それを本当に神が表に現れて、急速にその最後の詰めをやっている。それが今起きていることの本質です。

人の争いを超えた世の中の変化

それは昔の言葉で言えば革命です。しかし革命というのは、人と人の戦いで未来が生まれるということ。ところが今回革命を起こしているのは紛れもなくこの世の大神です。

ですから人と人の戦いや政権交代、相場の損得、戦争の勝ち負けで未来が決まるのではなく、去りゆく者はどんなに権力やカネや武器があっても例外なく元気が抜け、どうしてよいかわからなくなり、うずくまるようになってしまって自分から舞台を去っていくということです。

したがって世の中の変化は、まるで泥水を静止させておくと自然に上澄みと下の泥に分かれるように進んでいくのです。