ユーロ恐慌  欧州壊滅と日本

副島  隆彦氏
フーチ  80%
 アメリカでは減税・金融緩和・ドル安が経済政策の3本柱となる。ヨーロッパは 「ブレグジット・ショック」に続き、「ドイツ銀行ショック」が世界経済を揺るがせた。イタリアの大銀行は「ストレス・テスト」で資本不足が露呈。これからヨーロッパ発の金融危機が勃発する。

一方、日本では日銀が政策転換して長期金利を操作しはじめた。またGPIFと日銀が株を“爆買い"して日経平均に下駄を履かせている。GPIFは5兆円余の運用損を出しながら、三菱UFJ、三井住友、ホンダ、日立などの筆頭株主だ。
もはや日本は 「官製相場」を超えた「国家独占金融資本主義」の時代に入りつつある。ますます抑圧・統制される私たちはどうすればいいのか。