人類意識の正常な進化のために

増川  いづみ氏
フーチ  90%
         松果体という器官
松果体は、大脳の半球の間に位置し、脳のほぼ中心にあります。小さな松ぼっくりのような形で、約8mmのグリーンピースサイズです。松果体は大変小さなサイズでありながら4種もの細胞から成り立ち、中央の神経支配を受けて複数の神経線維が松果体の軸を貫いています。
さらに交感神経、副交感神経とも松果体は繋がり、脳の深部にまでいたる三叉神経のうちの一つは、脊髄からの巨大なニューロンとも繋がっています。

さらに松果体の細胞内には、脳砂という砂のようなものが含まれ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸アンモニウムや磁気を持つ方解石の沈殿物まで含まれています。
松果体の一般的な働きでよく知られているのは、光の明暗に反応して一日を周期とする概日リズム(サーカディアンリズム)があり、体の昼夜のリズムを司っていることです。また、暗くなるとメラトニンというホルモンを生成し、睡眠誘発効果や人間らしさを司るとされています。

松果体の神秘の働き
 古来より松果体は、魂の神秘の基幹として重要視されていたことが、インド、エジプト、マヤ、バビロニヤなどの遺跡に見られる絵やシンボルからもうかがえます。

 記憶を司る海馬は、メラトニンが分泌されている間セロトニンが抑制され、シータ波を受信することで、神経細胞が修復、再生されます。そのため松果体と海馬と記憶が密接な関係にあると言えます。松果体は、人間の未知なる能力を最大限に引き出すための可能性を十分に秘めているのかもしれません。
松果体之石灰分ぬきまくる