免疫グロブリンD

 免疫グロブリンD(Immunoglobulin D、IgD)は、免疫グロブリンMとともに未成熟のB細胞表面に存在するタンパク質の約1%を占める、抗体タンパク質の一つである。
血清中の分泌タンパク質としても極微量存在する。
分泌IgDは、δクラスの2つの重鎖と2つのIg軽鎖からなる単量体である。

機能
IgDは扁桃腺および上気道にある抗体を産生する形質細胞から放出されることが明らかとなった。
呼吸器系の免疫に作用していると考えられている。