慢性膵炎とは

食物を消化する消化酵素(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなど)と血糖値の調節を行うホルモン(インスリン・グルカゴン)を分泌する臓器である膵臓に繰り返し炎症が起こり、次第に膵臓の細胞が破壊され線維置き換わり、膵臓全体が硬くなって萎縮していく病気です。膵臓の中に石が出来る(膵石)こともあります。慢性膵炎の早い時期では腹痛が主な症状ですが、膵臓が高度で広範囲に破壊されると、一般に腹痛は軽減します。しかし、消化酵素の分泌が低下して消化吸収障害(脂肪硬)が出現しますし、インスリンの分泌が低下すると糖尿病になります。

この病気の原因はわかっているのですか
慢性膵炎の原因としては飲酒によるもの(アルコール性膵炎67.5%)や胆石によるもの(胆石性膵炎3.1%)などがあります。その他、稀な原因として膵損傷、高脂血症副甲状腺機能亢進症などがあります。しかし、原因がわからない慢性膵炎(特発性膵炎(20.6%)も多く存在します。

慢性膵炎の原因として、飲酒だけではなく喫煙も関係していることが明らかにされています。タバコを吸うと慢性膵炎に罹りやすいと言われています。しかし、アルコール性膵炎の患者さんの8割は喫煙家です。

膵臓之細胞にEgいれ   ウイルス   をぬく
             細菌
              アセチルコリン
              アルコール
              化学物質
             抗核抗体