遺伝子組み換えの何が問題?

    遺伝子組み換え農業が作り出す問題
・健康に悪影響を与える可能性が高い
・自然環境を破壊する
有機農業、従来型農業と共存できない
・民主主義と共存できない(社会を壊す)
・世界を養えない、持続可能ではない

米国での甲状腺ガンと遺伝子組み換えの推移

現実に遺伝子組み換え食品の割合が非常に高い米国では遺伝子組み換え食品の出現と共にガン、白血病、アレルギー、自閉症などの慢性疾患が急増しています。この事実だけから遺伝子組み換えの有害性を断言できるわけではないですが、危険の可能性は十分指摘できるでしょう。

農薬の噴霧による環境汚染

現在、行われている遺伝子組み換えを使った農業では農薬耐性遺伝子組み換えと害虫抵抗性遺伝子組み換えの2つが多くを占めています。その中で農薬耐性遺伝子組み換えとは農作物を特定の除草剤をかけても枯れないように遺伝子組み換えしたものです。
EU(ヨーロッパ)には遺伝子組み換えに対してしっかりとした食品表示義務があります。遺伝子組み換えの持つ問題点についても比較的情報が流れており、市民の多くは遺伝子組み換えに批判的です。

このEUからはBASFもモンサント遺伝子組み換え作物の耕作を進めることができないとしてあきらめてしまいました。ドイツの遺伝子組み換え企業BASFは2012年に遺伝子組み換え研究所をドイツから米国に移しています。米国には遺伝子組み換え食品表示義務がまだありません。