伝説の超古代文明「ムー」

 このムーを統治していたのは宇宙創造神の地上代理人である賢者の王ラ・ムーである。国民はラ・ムーのもと、優秀な学問と文化、建築、航海の術を発達させていた。そして太陽の象徴を旗印に、世界をその支配下に置いていたという。

しかし今から約1万2000年前、突然悲劇が訪れる。不気味な地鳴りとともに湧き起こった大地震が大陸を襲い、それにともなって発生した大津波にのみ込まれ、わずか一夜にしてすべてが崩壊してしまったのである。

ナーカル碑文

チャーチワードによれば、彼が記したムーの伝説は「ナーカル碑文」と「メキシコの石板」という2種類の古文書をもとにしているという。これらはムーの聖典「聖なる霊感の書」をもとに記されたもので、ムー伝説を知る上での最重要文献という位置づけになるようだ。