RSウイルスに感染すると

murakoujin2017-09-14


RSウイルスは、じつは一生のうちに何度も感染を繰り返すウイルスです。大人がRSウイルスに感染しても、軽い鼻かぜ程度でおさまることがほとんどです。赤ちゃんが感染した場合も、通常は38〜39度の発熱や鼻水、せきなど普通のかぜの症状が出て、8〜15日くらいで治ります。

ところが症状が悪化すると、細気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。はじめてRSウイルスに感染した乳幼児の25〜40%に細気管支炎・肺炎の兆候が見られ、0.5〜2%の乳幼児が呼吸困難などにより入院しています)。重症化すると喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューとした呼吸)や、さらに呼吸が速くなり、呼吸困難や無呼吸があらわれたり、入院による治療が必要な場合もあります。