人工知能と経済の未来
井上  智洋氏
フーチ  90%
 居酒屋で酔い潰れても、スマートフォンなどで無人の自動車を呼び出し、乗り込んだ車内でうたた寝をしているといつの間にか家に到着している。そんな夢のような未来が訪れるというわけです。ちょうど2030年頃に「汎用人工知能」の開発の目処が立つと言われているからです。「汎用人工知能」というのは、人間のように様々な知的作業をこなすことのできる人工知能です。

 2045年AIが人の知性を超えるとき。全人口の1割しか働かない未来。

      ベーシックインカムとは何か

 ベーシックインカムは、収入の水準に拠らずに全ての人に無条件に、最低限の生活費を一律に給付する制度を意味します。また、世帯ではなく個人を単位として給付されるという特徴を持ちます。例えば、毎月7万円のお金が老若男女を問わず国民全員に給付されます。BIを「子ども手当+大人手当つまり「みんな手当」と考えれば分かりやすいでしょう。