明けの明星・宵の明星とは?

意味や覚え方

明けの明星、宵の明星とは、両方とも金星の別称になります。

金星は太陽系の中でも地球のすぐ内側に位置し、地球に一番近づく惑星で、月のように満ち欠けしている姿を見ることができます。
恒星(太陽のように自分で光る星)ではなく、月と同じように太陽の光を反射して金色に輝き、太陽と月を除いて最も明るく見えることから「一番星」とも呼ばれています。

時期によってまちまちではありますが、明るさがピークのときには火星(1等級)の150倍程にもなり、日没直後のまだ明るい空や日中でも見ることができます。そのキラキラと輝く美しさから、英名では愛と美の女神「Venus(ヴィーナス)」とされ、地名にもディオーネ、メティス、アルテミス等と言った神話の女神の名前等が付けられることが多い星です。明け方に東の空で見られる明けの明星、そして日没後に西の空で見られる宵の明星です。