甲状腺機能低下症とは】

 血液中の甲状腺ホルモン(チロキシン、トリコードチロニン)の減少、または甲状腺ホルモンの作用不足により、さまざまな症状がおきてくることをいいます。
 症状は、全身の新陳代謝の低下に関連したものです。もっとも多い原因となる慢性甲状腺炎は、若年者でも少なくありませんが、中高年の女性に比較的多くみられます。新生児の場合にはクレチン症ともよばれ、五○○○、一万人に一人の割合でおこります。幼児や子どもでは、からだの成長、知能の発達にも影響するので、早期治療がたいせつです。
 【原因は】甲状腺ホルモンの低下の原因がどこにあるかによって、つぎのように分けられます
?甲状腺そのものの異常(原発甲状腺機能低下症)。
 これは、さらに甲状腺組織そのものが減少している場合と、ホルモ
 ンの合成・分泌に障害のある場合とに分けられます。
?甲状腺ホルモンの合成・分泌を促す甲状腺刺激ホルモンの減少に
よるもの。 (二次性甲状腺機能低下症)。
 ?TSHの分泌を促す甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)分泌の
  減少によるもの(三次性甲状腺機能低下症)。
 ?全身の臓器細胞や下垂体にあるべきはずの甲状腺ホルモン受容体が
  先天的にないためにおこるもの(甲状腺ホルモン不お{しよう応症}。しかし、???はきわめてまれで、大半は?の場合です。
 原因となる病気は、慢性甲状腺炎がほとんどです。
  いっぽう、甲状腺の腫れがみられない特発性甲状腺機能低下症がありますが、その実態は慢性甲状腺炎によるもので・す。
 【症状は】甲状腺ホルモンが減少するため、新陳代謝が低下してからだが不活発になり、疲れやすく、倦怠感を感じることが多くなります。めだった特徴としては、汗をかきにくく、皮膚が乾燥し、肌が荒れて青白くなります。顔や手足などにむくみができます。このむくみは、指で押してもあとを残さないので、粘液水腫といいます。額、唇などにむくみきると、粘液水腫顔貌とよばれる独特の顔つきになります。言葉はたどたどしくなり、声門部に浮腫ができると、しわがれ声になります。さらに寒がりになり、便秘がちになります。また、心臓に浮腫がおこると、胸部X線撮影や心電図で異常がみられることがあります。貧血もよくみられます。女性では・、月経過多などがおこることもあり、精神的に鈍麻し、物忘れがひどくすぐに眠くなります。全体として呆然とした感じになります。
 甲状腺機能低下症と似た症状を示す病気としては、うつ病、肝臓障書、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、高コレステロ血症、老年期の痴呆、心臓の病気。
 対応 甲状腺ホルモン合成遺伝子・分泌促進遺伝子之メンタルレベル
        右にEGをいれ
   甲状腺組織にEGを入れ、コクサッキーウイルス・EBウイルス
     フリーラジカル・IgE,G抗体・細菌・花粉等を抜く