体を動かすとぐるぐる目が回る

良性発作性頭位めまい症について

 良性発作性頭位めまい症と呼ばれる病気でグルグル回るタイプのめまいでは一番頻度が多いものです。グルグル回るタイプのめまいの約三分の一(3〜4割)はこの病気だと考えられています。

原因は内耳(耳の奥のほう、音を聴く装置の隣にあります)の前庭というところにある耳石器(重力の方向や体が動かされたこと・直線的な加速度を知るセンサー)にあるカルシウム層の一部が剥がれて、つながっている三半規管(体の回転を感知するセンサー)に迷い込み三半規管に異常な刺激を与えてしまうためと考えられています。