世界の政治・経済

ターニングポイント前
増田 俊男氏
フーチ 80%
 新興国の先進国化は著しく、2010年代の中国の経済成長率は10%であったが今や6%台に低迷している。国境なき情報と資本が国家間の距離をなくし、一億総先進国化現象が続いている。我々は全世界が先進国になることを前提に、世界のあるべき姿を描かなくてはならない。何千年間も続いた経済成長ゼロが18世紀の英国の産業革命で世界が経済成長時代になったように、今またアメリカや世界が全く経験したことのない時代に挑戦しようとしている。
アメリカと日本のターニングポイントで
こんなに儲かる
 第一は、世は慢性先進国病に罹っていることである。国家の財政破綻は家計で言えば台所が火の車ということである。家計が火の車なら贅沢を慎み、余計なことをせず、家計簿を赤字から黒字にしなくてはならない。
 軍産複合体は今まで築いてきた世界覇権を維持拡大することを目指し、アジア、中東、世界各地で紛争の種を撒き米軍の存在感を誇示しようとしている。