しばらくそのままでいると、つながっている感じは、左右の肘あたりまで広がって、胸の前に、一本の帯があるような感じになってきます。もうしばらくすると、つながっている感じは、左右の上腕から左右の肩、体幹まで広がってきて、掌から腕、体幹を回って、つながっている感じの輪ができます。

この輪には、ここが掌、ここからが手首、腕、肘、といった区別がありません。全部がつながって、融けているような感じがします。この融けてる感がゼロポイントフィールドです。正確にいうと、融けているという感覚は、ゼロポイントフィールドとつながっている、通路が開いていることを知らせる信号です。

輪ができるまでがんばらなくてもいいです。輪にこだわる必要はありません。つながって融けている感じが、手首とか、肘のあたりとか、途中で止まってしまって、輪にならなくてもかまいません。両手の境目がなくなり、つながって、融けている感じが、ある程度の幅として感じられればいいです。