C60フラーレンが光合成

murakoujin2006-02-16

何も無い!

そして全てがある。

空にして実 実にして空

 六芒星原理と五芒星原理をバランスよく組み合わせることが、物質的にも、精神的にも、ある種のパワーを生み出す根本であることが、ますます明確になった。

 究極の宇宙は全であり一である。始まりもなければ、終りもない。その姿は自己完結している。しかし、その多岐にわたる部分構造では、多様な展開が常に繰り広げられている。

<賢治が心象スケッチ>

わたしといふ現象は

假定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

(あらゆる透明幽霊の複合体)

風景やみんなといっしょにせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈のひとつの青い照明です

さて、バッキーボールのカタチを一言で述べると、20枚の正六角形と12枚の正五角形(サッカーボールの黒いところ)でつくられた多面体ということになる。その頂点は各正五角形の頂点でもあるから、全部で12×5=60個ある。つまり、C60ではその各頂点が炭素の原子が配列されているわけである。

 植物が光合成できるのは、葉緑素クロロフィル)が太陽光のエネルギーをとらえることができるからである。これは太陽光のスペクトルの内、両端の光を選択吸収し、中程の緑色光は外にはじき出してしまう。草木の葉が緑なのはこの理由からである。

 さて、とらえた太陽光のエネルギーを化学エネルギーに変えるには、さらに複雑なプロセスが必要で、それを加工工場のような葉緑体が引き受けているのだが、その基本的な流れは電子の伝達である。
 これは吸収した光をATР(アデノシン三リン酸)に合成するプロセスと、ATPのエネルギーを使って糖やデンプンなどの炭水化物を合成するプロセスに分けることができる。

 さて我らがホープバッキーボールC60に、それらの光合成プロセスの微妙な電子のやり取りの肩代わりができそうであることが、阪大の坂田教授によって発表された*(高橋励氏記)

* 話は変わって、ヒマラヤのギリバラ嬢等は全く食事をしていないそうです。

*  彼女を時空研流に検索すると延髄から太陽エネルギーを食べて体内で光合成しているわけです。するとこのC60フラーレンを通して同様のことをやればより加速されるわけです。(感光色素を更に通すともっと面白そう)