βエンドルフィンは、主に下垂体で合成されるP0MC(プロオピオメラノコルチン)が、酵素によって分解されることによりできあがる。

 モルヒネに構造が似ているため、脳のなかでモルヒネと同じ部分に作用し、モルヒネの6.5倍の鎮痛作用を発揮する。また、快感や陶酔状態をもたらす作用もあり、「脳内麻薬様物質」とも呼ばれる。

論理的な思考力や創造力を生み出す前頭連合野は、ドーパミン神経が作用することで活性化する。これを抑制する働きを担っているのが「ギャバ神経」だが、さらにこのギャバ神経を抑制する機能をもっているのが「βエンドルフィン」だ。
 つまり、βエンドルフィンは、ブレーキにブレーキをかけ、結果として前頭連合野の機能を高める働きをする。

*脳下垂体後葉にエネルギー入れる

「脳内麻薬」を分泌させて勝利の快感を味わおう

 あなたは、こんな経験がないだろうか。仕事がうまくいくと、気分がよくなる。

 すると、次々とほかの仕事もうまくいく。

「仕事の成功→快感→仕事の成功→快感…」という好循環が不思議と続くのだ。

 これは、脳のなかでβエンドルフィンが分泌され続けるため、脳の機能が高まっている証。気持ちよく調子に乗ることによって、成功を積み重ねることができるのである。

➀仕事がうまくいくたび、快感を噛み締めよ!

 商品が売れたときや上司に誉められたときなど、仕事でよい結果が出たら、脳全体で快感を噛み締める。
 実現した成功に関して、「まだまだ不十分だ」とストイックに捉えるのではなく、「どんなもんだ」と子供のように素直に喜べばよい。調子に乗ることで、次の成功を手にできる。

ビッグマウスを叩いて、自分を鼓舞せよ!

「プロジェクトを成功させる!」「売上げを倍増にさせる!」など、高い目標を設定し、同僚や知人に公言する。
 このとき、目標を実現した自分をイメージすると、より効果的。目標が達成できなかった場合は、素直に謝罪するしかないが、充分に努力した結果であれば、周囲も納得してくれるはずだ。
           ・・・・・・・・・・・・・The21参照

* 7月の内容

1, ソマティッドの追及・究極・ハウツウ

2, 千島学説とソマティッド

3, ラカン(最新精神化学者)の説

4, バトラの検証・300人委員会

5, ミトコンドリア代謝の元)対応

6, 次の時代は?      他