はじめに光があった


創世記の最初のところに


初めに、神は天地を創造された。

とあり、また、次の言葉もあります。

神は言われた。

「光あれ。」

 この記述は、現代の理論物理学の最前線にある宇宙論の結論と一致しています。


著者の姿勢
 最先端の宇宙論は、もはや超常現象という言葉が適切なほどに、大変な内容になっています。

 つまり、ビッグバンのこと、無からの創造ということや、私たちの宇宙の古さに関係した複雑な理論が展開されているのです。

光と水と言葉

神は言われた。

「光あれ。」

こうして、光があった。

神は言われた。

「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」

神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。


ヨハネによる福音書

 初めに言があった。言は神とともにあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。万物は言によって成った。

 宇宙にとって、そして私たちにとって、大切なことは何でありましょうか。

 聖書を神の啓示として読むときに、基本的に大事なことはここにつくされています。
「光あれ」のところは、それ自体をもはや繰り返す必要はありません。現代物理学もやっとここまで辿りつきました。

 アメリカの天文学者フランク・ドレイク博士は、この新設されたばかりの設備の貧弱なところで、宇宙人から発信されているはずの電波を観測しようという壮大な計画(「オズマ計画」として知られる)に取りかかったのです。一九六〇年代のことです。

 この頃、彼は、私たちの銀河系の中で、地球人程度かそれ以上の文明が存在しているような宇宙文明を持つ天体の数を求める計算式を考え出しました。

すなわち、私たちの太陽系が所属している銀河の中にあるかもしれない宇宙文明の数は五〇〇〇個と出ました。
この計算式を「宇宙文明方程式」と呼んでいます。実際には、この式で使われるそれぞれの値を推定するのは大変で、正確な値は出ません。
現在のところ、学者によってちがいますが、多くて一〇〇万個、少なくて一個(地球が実際に存在)と考えられています。

天野仁先生・・・・・とは超ヒモ理論の第一人者、最先端物理学者です。