背骨のインナーマッスル 回旋筋と多裂筋の働き

人間の体は骨格と筋肉と内臓で出来ています。骨格の骨組みがあって、その周りを何層にも重なり合った筋肉が骨組みを支えるようにして人間は立つ事ができます。

骨に直接付着している筋肉をインナーマッスルといい、その上に重なっている筋肉をアウターマッスルといいます。インナーマッスルは全身にあるのですが、今回は背骨に付着している回旋筋や多裂筋に注目してみようと思います。

背中側のこれらの筋肉は脊椎起立筋とともに抗重力筋と呼ばれ人間が立つ動作において大変重要な働きをしています。

脊椎起立筋は体の前側の腹筋などと連動して前側と後ろ側でバランスをとるように働いて人間は立つ事ができているのです。
人間は立つだけでなく前後左右に動いたり回転したりなどいろいろな動きをします。例えば背伸びの運動を詳しく説明してみようと思います。

この背骨のインナーマッスルである回旋筋や多裂筋は背中側の筋肉と共に収縮して腕が上にあがる背伸びの運動の時に働きます。