全部でひとつ 

「生物はすべてが何らかの関係を持っているのです。遺伝子レベルでさかのぼれば基はひとつなのです。
つまり、DNAを調べていったところ、地球上のすべての生き物は、植物も、動物も微生物も、もちろん人間も、なにもかもすべてが、同じ遺伝子暗号を使っているということがわかったのです。

始まりはたった一つの細胞なのです。言い換えれば、すべてがたったひとつの命につながっているということになるのです。
それは、また、宇宙が誕生してから、長い歴史が自分というひとりの遺伝子の中に入っているということになるのです。」 ・・さらに、私たちは宇宙全体についても考えてきました。
私たちを作っている情報は、重さも実体もてい空であるけれど、でも、その情報はもとをたどれば、サムシング・グレートの情報とまったく同じもの。

たまたま私のところだけがONになっているだけ。一五〇憶年の歴史がつまった宇宙の粒子を使って、その情報は形を作り、私が私としての働きをしているのです。
・・・・私たちはやはり、時間も場所も超えて、ひとつの命をみんなで生きているのですね。
 ひとりの遺伝子では完成しないことが、お互いに関わって、ひとつの命として生きていくことで、私たちは明日の素晴らしい宇宙を作っていくのです。