【百日咳】


細菌感染です。

○感染経路は百日咳患者の鼻咽頭や気道分泌物の飛沫感染です。接触感染もあると言われています。

○潜伏期間は7日、10日以内。長くても21日を越えることはない。

○症状
 特有な痙咳を主訴とする急性呼吸器感染症。通常3期に分けられる。合計6から8週間。
1期:感冒様症。熱は普通なく次第に強くなる咳。1―2週間あり。
2期:
1−2週間内に特有の痙咳、嘔吐を伴う。痙咳発作は数回ないし数十回繰りかえす。最後に透明な粘長性の痰を出して発作が終わる。せきは夜間に多い。
 発作と発作の間は普通の健康人と変わらず。しかし眼瞼の浮腫状、いわゆる百日咳顔貌になる。

 痙咳は顔を真っ赤にしてこんこんと立て続けに激しく咳き込み(staccato)最後にヒュー(whoop)と音を立てて息を吸い込み終わる咳発作。

 2期(痙咳期)は続くこと3−4週間。

3期:しだいに嘔吐が減り、咳の回数や強度が減る。回復するのに約1−2週間。
 学校への通学は主な感染症の感染源になりうる期間と、通園通学についてを参考にしてください。母からの移行免疫が有効でないので2カ月の乳児でもかかる。乳児の場合痙咳発作が上のようにならず無呼吸発作やチアノーゼ、痙攣となることがある。

 感染はカタル期(1期)から第4週まで強い。
初期ほど感染力は強く発病して3週を過ぎると家族外接触者では感染しなくなる。したがって初期から3週までを感染時期とみなす。

 また抗生物質(後述)を使うと5から7日で感染力はなくなる。

対応)全血液、全細胞、鼻腔粘膜、死管支、細気管支、咽頭喉頭にEg入

れ、百日咳菌、パラ百日咳菌ぬく。

フリーラジカル


 経済成長の陰に隠れてしまっていますが、