強迫性障害とは?
強迫性障害(強迫神経症)の症状としては、強迫観念と強迫症状があげられます。
ほとんどの場合両者が認められますが、強迫観念のみ、あるいは強迫症状のみの方もおられます。この障害はアメリカでは50人に1人の割合で認められると言われています。
おおよそ10年前までは、非常に治療困難な病気でしたが、現在では、薬物療法をはじめ治療法の進歩でかなリ治る様になって来ました。
強迫観念とは 嫌な思考、想い出、イメージ、衝動、または悲哀などが、何度も繰り返して感じられるもので、強い不安や嫌な思いを伴います。
(例)・家族に暴力を振るってしまいそうに思う。
不潔、感染を恐れる。
・正しく仕事をこなせたと分かっているのに、上手くやれたかどうか
過度に心配する。
・些細なものでも無くしてしまうと怖がる。
・本はあいうえお順にそろえないと気が済まない。
・ある物の位置が曲がっていると気になる。
・身体の形や動きに対する過度の心配。
・頭の中で、音楽がなったり、単語、数字、あるいはイメージが頭の中で渦巻く様な体験。などです。
強迫症状とは
強迫観念から生ずる不安や嫌な思いを払拭する為に行う一種の儀式の様なものです。これは、非現実的なもので、通常何度も繰り返し見られます。
患者さんは、この儀式を行っている時は「なんでこんな事をしなければならないのか?」という疑問を持ちながら行っていますので、この儀式自体が大変苦痛なものとなるのですが、強迫観念からくる不安や嫌な思いは軽減されます。
(例)・何度も手を洗う(何十回と洗う場合もある)
・何度も戸締まりを確かめる(1時間以上かかる時もある)
・お風呂やシャワーの時に入念に身体を洗う(1時間以上かかる時もあ
る)
・ある物がしかるべき所にないと、きっちりとなおす。
・洗濯・掃除・食器洗いなどに相当な時間がかかる。
いまでは、ОCDは脳の生物学的なはたらきに問題がある(ブレイン・ロック)ことがわかっています。脳の主要な四つの機構がロックされてしまい、間違ったメッセージをおくりはじめてしまいますが、当人はそれがまちがっていることに気がつきません。
0CDの患者は脳の信号処理中枢の尾状核(患者と行動を効率的に調整)と被殻(体の動きを制御する)で脳の前部からのメッセージがここで滞り、次の思考へのシフトが行われません。
これは脳のギアが動かなくなるという状態で、「手を洗え」とか「鍵を確かめる」というメッセージが何回も送られ、本当は必要ないのにまた手を洗ったり、鍵を確かめたりしてしまいます。
手が汚いのではないか、鍵がかかっていないのではないか・という不安が追い払えないのです。
□ 科学的理解 0CD愚者の脳の活動を研究した際に、PETスキャンという方法で脳のエネルギー汚動が撮影されました。それによれば、脳の前頭葉の下側のエネルギー活動が常に高いことがはっきりとしめされました。
今日フロイト派の精神科医の大半は、こうした症状の心理的内容を理解しても殆ど症状を軽減させられないことを認めています。
なぜかといえば、ОCDの問題の確信はかたちに、不安が繰り返し襲ってきて消えないという事実にあるからです。犯人は脳の神経的アンバランスなのです。
OCD患者の線条体の異常0CD愚者は、望みもしない強迫観念や強迫衝動がおこります。それは、脳の『線条体』という自動的なふるいわけシステムが適切に働かないからです。
ですから0CD愚者は、不安な考えや衝動が残ってる間に行動を変える必要があります。
適切に機能している線条体は、フィルターの役割を果たし、送信されてくる感覚情報を扉で制御しています。0CD患者は、『手を洗う』とか「確認する」などの大脳皮質の回路のシグナルが扉を突破してきて進入してしまいます。
この扉での制御が適切に行われなければ、こうした不安な衝動にかりたてられ、強迫行為となるのです。このような行動は、強迫行為の別名として、行動固執と呼ばれます。
思考が扉に到達した時、扉が開きっぱなしになっているために、繰り返し何遍も侵入してきます。そうすれば、手を洗ったり、鍵を確かめたりという行動に固執してしまいます。
こうした行動は、一時的には安心感をもたらしますが、すぐに不安にかりたてられます。扉が開きっばなしになっているからです。
さらに悪いことに、強迫行為をすればするほど、扉は開いた状態で固定されてしまいます。
対応
フリーラジカル・脳砂・HTLV—1ウイルス・コクサッキーウイルス
歪電子・(風疹ウイルス)等を抜く