頚性神経筋症候群
頭痛やめまい、疲労が慢性的に続く「CNMS(頚性神経筋症候群)」は首の後ろにある筋肉の異常によって引き起こされる病気です。
慢性疲労症候群、むち打ち症、めまい、頭痛、うつ状態、パニック症候群、ストレス症候群、自律神経失調症、更年期障害の60%が該当する疾患群で、複数の疾患を合併している場合が殆どです。
頭痛や微熱、体がだるい、やる気が出ないなどの不定愁訴にも似た症状が多いため診断されるまでに時間がかかり、複数の病院を受診するドクターショッピングを繰り返す患者さんも多いようです。
「頚性神経筋症候群」の診断では、問診、MRIなどの画像診断、平衡機能、瞳孔検査、頚部筋肉の触診による緊張や圧痛がどの程度であるかで判断します。
瞳孔の拡大が特徴的ですが、全脊椎の側弯症を含む変形性頚椎症、頸部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症を合併していることが多くみられます。
頚筋が原因で起きる病気
●慢性疲労症候群
●ムチウチ症
●頚性頭痛
●メマイ(メニエール症候群)
●うつ病
●自律神経失調症
●ストレス症候群
●パニック症候群
●更年期障害(難治)
●血圧不安定
●原因不明の微熱
●全身倦怠
●ドライアイ
●動悸
●発汗異常
●不眠
●頚こり・肩こり
■上部頚椎(頭の付根の辺り)に異常がある場合
⇒交感神経節障害
頻脈、視力減退、不眠、嗜眠、“てんかん”のような症状
⇒頚神経根障害 頭痛、頚の痛み
⇒頚部の血流障害
めまい、意識が朦朧とする、頭の血管性鈍痛、耳鳴り、慢性鼻炎、慢性咽頭炎
■ 頚椎中央(喉仏の高さ辺り)に異常がある場合
⇒交感神経節障害
脈拍が遅くなる(徐脈)、ひゃっくり、甲状腺種
⇒頚部神経根障害
頚の痛み、胸の痛み、腕の神経痛(親指側)
⇒頚椎の血流障害
ふらつき感、悪心、嘔吐、耳鳴難聴
⇒頚部の動脈への刺激症状
血圧上昇、低血圧、落着かない
■ 下部頚椎(頚の付値辺り)に異常がある場合
⇒交感神経節障害
目覚めやすい、多汗、更年期障害
⇒頚部神経根障害
肩背部及び上肢の痛み、感覚鈍磨
対応
上部頚椎
頚椎中央 にEg入れて
下部頚椎
交感神経節 フリーラジカル
頚神経根 之 アセチルコリン ぬく
頚部血管 ウイルス・細菌