メラトニン

体内時計

 「ヒトでは、1日のリズムは、松果体ではなく、視床下部の一部である視交叉上核という部分が決められている。ヒトの松果体は脳の奥深くあるので、光は松果体に直接届かない。

光のシグナルは目から入り、まず視交叉上核に伝わる。松果体メラトニンを生産し、放出するリズムは視交叉上核が、その光の刺激で作っている。」

 メラトニンは体内時計の調節を担う物質として知られ、夜間に多く分泌され、睡眠を促し体を休ませる。

 最近の研究ではメラトニンが免疫系とも密接に結びつけていることが分かってきた。メラトニンを与えると

・ガン細胞を攻撃するNK細胞の数が増えたり、

・ウイルスを殺傷する食細胞の破壊力を高めたりする効果があることが報告されている。

・不眠 ・時差ボケの解消。・ガンの予防・老化防止。

・軽い抑鬱・性欲減退の副作用があり