石油高騰

原油再高騰は中東経済も復活させ、ドルが崩壊するほど、サウジアラビア主導のGCC通貨統合とその後のドル離脱が現実味を帯び、
原油や石油製品の売買決済にはドルではなくGCC統合通貨が使われるようになる。

BRICが、ドルに代わる基軸通貨体制についてどう考えているかは、すでにBRICの行動に表れている。

中国、ロシア、ブラジルは、手持ちの外貨準備のドルや米国債の一部を売って、IMF発行のSDR(特別引き出し権)建ての債券(利回りは米国債に準じる)を買うことを決めている。

中国は600億ドル分、ブラジルとロシアは各100億ドル分を買うと表明した。

これは、ドルの代わりにSDRを国際基軸通貨にする動きである。