●骨髄異形成症候群
原因不明の病態ですが、造血幹細胞の慢性的な異常がもとにあり、中高年者に多くみられる病気です。前白血病状態と考えられています。
末梢血液は、程度の差はありますが、白血球、赤血球、血小板などすべての血球の減少をきたしており、骨髄の造血機能不全といえる状態です。五つの病型に分類されていますが、病型により急性白血病へ移行する頻度が異なります。
慢性の経過をたどることと、患者は高齢者に多いことから、強力な治療は行わず、輸血、副腎皮質ホルモン剤、たんぱく同化ホルモン剤などを使用していますが、明らかに急性白血病の状態になれば、急性白血病の治療を行うこともあります。
時空研対応
2, 骨髄はフォロー
3, HTLV—1ウイルス対応
4, 21番染色体対応