血液検査の項目 ALP

 血液検査の項目の中にALPというアルファベットがあります。これはアルカリホスファターゼという酵素の一つを現していて、エネルギー代謝のかかわる酵素です。

 殆どの臓器や組織に含まれますが、多くは胆道から出ています。ですから、肝臓や胆道などの部分の細胞になんらかの変化があれば、このALPの数値が高くなっていきます。

 ですから、このALPの数値によってわかることは、胆石、胆道ガン、肝臓、胆道にかかわる、またはその周辺の病気を知ることが出来ます。

 このALPの正常値は80〜260IU/lとされていて、80IU/l以下だと、遺伝性低ALP血症の可能性があるとされます。

 また260〜600IU/iは軽度から中度の上昇値とされていて、疑いを持つべき病気は多数あります。