想像を超えた多次元宇宙の謎   国学者・平田篤胤の調査が裏付けた真実

 輪廻転生を考えるときに多い錯覚が、「輪廻転生は何か神秘的なものであり、自分とは直接関係のない遠い世界の話なのだ」というものです。輪廻転生が実在する現象ならば、私やあなただけではなく、周りにいるすべての人々に直接かかわる、たいへん重要な事柄といえるでしょう。

 文献として信憑性の高いものとしてあげられるのが、江戸後期の国学者であった平田篤胤(一七七六−一八四三)の残した勝五郎再生記聞です。平田篤胤は、「前世を語るという不思議な子供」の話を聞いて、調査を開始します。これは平田篤胤が、当事者たちから直接聞き取った記録として残されているものです。たいへんおもしろい話なので、要約して紹介します。

現世に偶然はけっしてあり得ない 霊的な世界に偶然という言葉はありません。偶然とは、全体を切り離して断片にしたときに見える一つの錯覚なのです。
 彼女には他に三人の子供がいましたが、その娘を産んで一目見た瞬間から、娘に強い嫌悪を感じていました。退行催眠で彼女が見たのは、過去世で現在の夫を奪い合う恋敵の関係にあった娘と自分の姿でした。

過去の業=カルマが、これからの人生を左右する 

人生のすべてが、過去の自分自身の選択と行動の結果から生じたものであれば、私たちは自分自身のすべての行為に対して責任をもたなければなりません。前世の例からもわかるように、私たちの人生に障害をもたらし、私たちを苦境に追い込んでいるのは、他ならない私たち自身の過去なのです。

かつての偉大な賢者たちは、こうした「カルマの法則」をよく知っていました。イエスはカルマのことを、このように表現しました。自らがまいた種は、自らで刈り取らなければならない。
いずれ帰る次の世のために、今すること

 自分と他人の死後を知る、きわめつけの方法。安息のパラダイス(天国)は「捨てる」ことから始まる。

 身体的な愛着の放棄。情緒的な愛着の放棄。地位や名誉の放棄。

星が千億個もある超銀河系の大神秘と脅威 

世界は有限なのでしょうか、無限なのでしょうか。このどちらも実は空想に他なりません。すべては人間の頭が作り出した概念にすぎないのです。

お金よりも思いやりを優先させるのが成功の決め手 

前世療法なので過去世を調べると、以前は「親子だった」「夫婦だった」「兄弟だった」「友人だった」という事実が出てくるのは、私たちが霊的世界でも同一のグループを形成し、ともに生まれてきていることを物語っています。

そこから考えると、金銭や容姿や性格のことで相手を批判するのではなく、「ともに生きる、かけがえのない大切な仲間なのだ」と考えることが、何よりも大切なのではないでしょうか。