自然塩、海の塩に含むにがりの凝固作用

 海の塩から作ったにがりで豆腐やこんにゃくが凝固するのは誰でもよく知っています。同じ蛋白質でできた腎臓や肝臓も骨髄もにがりの蛋白質凝固作用で少しずつ固くなっていきます。これは実験でも、確認した科学的事実です。にがりで固めた砥石さえあります。
 腎臓の糸球体には小さいフルイ目のような穴が空いていますが、この穴から不要なものや毒素を排泄するのです。
ところが糸球体も蛋白質でできているのでにがりの蛋白質凝固作用で少しずつ固くなっていくのです。スポンジのように柔らかいはずの糸球体が硬化すると体内毒素を絞れなくなってしまいます。

 にがりの性質は陽性で、院政の腎臓の糸球体に作用しやすいのです。
毒素を絞れないと老化と短命化は免れません。近年、人工透析患者が急増しているのも自然塩ブームなどによるにがりの悪作用が原因ではないでしょうか。

にがりを使用した豆腐やこんにゃくはにがりの凝固作用が働いた後で凝固作用の中心になっている塩化マグネシウムが酸化マグネシウムに変化して体内で凝固作用としては働かないので豆腐は無害です。安心して豆腐、こんにゃくを食べて下さい。

 生のにがりを体内に採り入れることが最も悪いのです。市販の全ての塩、味噌、醤油、漬物、塩漬けの魚などはにがり分が多すぎて腎臓などを硬化させていってしまいます。にがりそのものを病気の治療に使っている先生もおられます。

陰性でミネラル不足の現代病、難病にはものすごい効果がありますが、症状が増えたから良いと判断するのは大間違いです。劇的な効果があるほどその副作用は強いのです。続けて摂ると短期間で腎臓を硬化させ、寿命を縮めていく原因になります。