知らないと怖い副交感神経その「不都合な真実」
健康のために、毎日欠かさずジョギングしている人も多いだろう。
だが、この健康法、身体のメカニズムからすると、体に「悪い」のだという。交感神経ばかりを活発化し、副交感神経の活動が低下することにより、自律神経のバランスが崩れてしまうのだ。では、どうしたら副交感神経を活発化させられるのか―。実は、健康の秘密はここにあった。
加齢で「効き」が悪くなる
健康にはすべて自律神経が関係していることがわかってきた。
「自律神経」とはよく耳にする言葉だが、いったいどんな働きをしているものなのか。改めて説明しておこう。
神経には、脳と脊髄にある「中枢神経」と、中枢神経から枝分かれして、全身に張りめぐらされている「末梢神経」がある。
末梢神経はさらに「体性神経」と「自律神経」に分かれていて、このうち「体性神経」は運動や知覚に関わるもの。例えば手足を動かそうとする時に働くのが体性神経だ。
一方、自律神経は内臓や血管に関わる神経で、意識的にコントロールできないのが特徴だ。例えば意識しなくても全身に血液が送られ、内臓が働き、無意識のうちに呼吸が行われているのも、すべて自律神経の働きによるものなのである。
自律神経にはさらに「交感神経」と「副交感神経」があり、このふたつが私たちの身体の中で、体温や脈拍、血液を微調整しながら、環境の変化に順応できるように働いている。
・・・・・熱中症でやられるのも自律神経。
午後9時に寝て午前6(2)時に起きる
ジョギングよりもウォーキング。筋トレはNG。やるなら気功や複式呼吸。よく噛んで食べる。