メキシコ、マレーシア、トルコ、フィリピンの4カ国が有望 

米国の下請け工場。メキシコは米国経済との連動性が高く、「シェール革命」で強まっていくだろう米国の成長を取り込むのに最適な新興国だ。
重要な輸出産業である自動車の輸出台数は、既にドイツ、日本、韓国に次ぐ、世界第4位となっており、メキシコのフェラーリ経済相は今後数年間で韓国を抜く勢いだとの見方を示している。

 同じく下請け産業が盛んな国がフィリピンだ。人工が約9200万人と世界で14番目に多く、英語が公用語の1つであることから、コールセンターに代表されるビジネス・プロセス・アウトソーシングBPO)が強みだ。
フィリピンのコールセンターは同国のBPO売り上げおよび雇用者数の約6割を占めており、トップシェアを誇る。