「シェールガス大国」中国の野望        生産は2025年

米国のシェールガス革命が世界のエネルギー構造に変革をもたらし始めたいま、中国は自国でも速やかに商業化することが、エネルギー安全保障上も重要と認識している。

 ただし中国のシェールガス開発への道のりは平坦ではない。

米国と異なる複雑な地質条件、採掘技術や知見の不足、土地取得の問題、インフラや水の不足など課題が山積みしているためだ。 

政府は15年に年65億立方メートル、20年に600億〜800億立方メートルの生産を目指しているが、国外の専門家の多くは大規模な商業開発は25年前後と見ている。