手根管症候群って何ですか? 

手のしびれの原因として、特に多い代表的な病気です。

手の神経(正中神経)は、束になって手首の手根管というトンネルを通るのですが、このトンネルの中で神経が圧迫されることにより「しびれ」や「痛み」、さらには「指の動き」がわるくなったり、「筋肉のやせ(萎縮)」がみられます。
手のしびれは、親指からくすり指の4本に強く、決して小指はしびれないという特徴があります。

これは、なぜかというと、手根管部で圧迫される正中神経が親指からくすり指(厳密にはくすり指の半分)を支配しており、小指とくすり指の小指側半分はもう一つの神経(尺骨神経といいます)に支配されているからです。

原因不明の場合は、両方の手がしびれることが多いです。女性に多く、妊娠・出産と関連して症状が出ることがあるので、女性ホルモンと関連する可能性もあると言われています。

 そのほか、糖尿病、甲状腺機能低下症、リウマチ、腎不全(透析)、アミロイドーシス、自己免疫疾患などと関連して生じることが知られている。

手根管部 之 正中神経 之 アミロイド、アセチルコリン
                腫、フリーラジカル  ぬく