安倍政権による成長戦略の具体案増田 俊男氏
フーチ 60%
アメリカの中央銀行であるFRB欧州中央銀行(ECB))も、もうこれ以上総資産中の国債保有比率を高められないところに来ているので緩和出口に向かわねばならないのに、特にECBの場合、緩和出口どころか、さらに緩和を推進しなくてはならないほど欧州経済は悪化している。

欧州中央銀行と欧州経済双方動きが取れない事態に陥ろうとしているのである。欧州経済のけん引役で欧州全経済の30%を占めるドイツ経済までもがリッセッションに向かっているのに欧州市場では連日株高、ユーロも高い。「異常は必ず正常に戻ることになっている」。

アメリカと欧州の中央銀行が緩和出口を模索しなくてはならないのに、それが出来ないで迷っている時、黒田日銀だけが、これから2年に渡って異次元では無く異常金融緩和を行うのだから、日本の株価に限って下がるわけがない。