史上最悪の炎が世界遺産を襲う 

夏の観光シーズン真っただ中の世界遺産に、荒れ狂う炎の波が遅い掛かった。

カリフォルニア州スタニスロース国立森林公園で発生した山火事は、8月中旬の発生から半月以上経過してもなお延焼を続けている。

 火は森林公園の東側に隣接する世界遺産ヨセミテ国立公園にも及び、焼失面積は先週までで758平方キロ。損害額は3900万ドルを超えた。

今のところ死傷者こそ確認されていないものの、アメリカ西海岸史上最悪の山火事との指摘が出ている。 消防士ら4500人以上が出動したが、鎮火できたのは全体の30%ほどだ。