孤立無業者

 20〜59歳と人生の盛りなのに、仕事なし、友達なし、未婚。寂しく、孤独な毎日を過ごす「SNEP」(孤立無業者)と呼ばれる人々の存在が今、注目されている。

これは「ニート」の概念を発展させた新しい言葉だ。いったいどのような社会問題なのか。そのリアルに迫った。

  無業者を分類する際の切り口が異なります。無業者のうち、普段、知人や友人との交流がない人がSNEPに該当します。ニートの研究が若年無業者の貧困問題を浮かび上がらせたのに対して、SNEPは「孤立が焦点です」。