SRSを時空研流に

 本を読むときは音読か黙読ですが、黙読する際にもほとんどの人は心の中でつぶやくようにして読み、文字を音声化しています。これは聴覚による「音の回路」を使った読み方なのですが、「音の回路」を使っている限りいくら読むスピードを上げようと思っても限界があります。

 SRS速読法では「音の回路」ではなく、目で見た情報を視覚から直接取り入れる「光の回路」を使います。私たちは風景を眺めるときに、時速300キロで走る新幹線からでも、何の苦もなく視野いっぱいの景色を脳にインプットしています。目はそれだけ速い速度に対応することができ、なおかつ大量の情報を読み取ることが可能なのです。

 聴覚の細胞約2万〜3万に対して、視覚の細胞は約1億3000万。「音の読書」の世界から「光の読書」の世界へとパラダイムシフトすることで、初級レベルでも読書スピードは10倍になり、文庫本1冊を10分程度で読めるようになるのです。

 聴覚から入力された情報を言語で理解する場合、通常は側頭葉と前頭葉の一部にある言語野を用いています。この部位は言葉を話す程度のゆっくりした情報処理には適していますが、加速には耐えられないシステムになっています。それに対してSRS速読法の場合は、視野から情報を入力し、後頭葉にある視覚領域から頭頂葉を経由させることで、情報処理の質や速度を格段に向上させます。

  また、そこから情報をさらに「創造力の座」と呼ばれる前頭葉に振り分けることで、より創造的なアウトプットができるようにトレーニングしていきます。

☆ 一、左脳之酸素ぬく
    二、後頭葉の視覚野にEg入れる
  三、頭頂葉にEg入れる
  四、前頭葉にEg入れる
  五、(二、三、四)からアセチルコリン等抜く