高次脳機能障害の実態
病気や事故などの様々な原因で脳が損傷されたために、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などに障害が起きた状態を高次脳機能障害といいます。研究領域によっては、認知障害、神経心理学的障害などともよばれています。
原因として最も多いのが脳卒中ですが、交通事故による外傷性の脳損傷(頭部外傷)でも多く見られます。その他、脳炎や低酸素脳症などでも起こります。高次脳機能障害の多くは外見からは分かりにくく、本人も自覚していないことが多く、家族からも理解されにくい状況にあります。
半側空間無視 ?半側身体失認 ?地誌的障害 ?失認症
?失語症―コミュニケーションの困難
?記憶障害(健忘症候群)―記憶と学習の困難
?失行症(動作と行為の障害)
?注意障害―注意力・集中力の低下
?遂行機能障害(前頭様障害) ?行動や情緒の障害
?症状のまとめ