医療が細分化、専門家して病気は起こる

安保氏参 100%
 現代医学は、細分化され専門家されてしまっています。

 内科、外科、小児科、泌尿器科、歯科という臓器ごとの分野から、現在では、腫瘍科、リウマチ科、人工透析内科、糖尿病内科、アレルギー科、疼痛緩和内科などの細かい疾患ごとの分野に専門家がすすんでいます。これは、一般の人が自分の症状に合った適切な医療機関の選択ができるようにしたものです。何だか、専門病院で診察を受けると治るような気がしますが、決してそうではありません。

 一部分の臓器や特定の病気ばかり詳細に検査分析し、対症療法で治療し続けても治癒するわけではありません。体がつながっていることを忘れているからです。

 治せない病気は何でも遺伝子の問題になってしまっています。

 なぜそうなるのかというと背景には、医学には、免疫学、生化学、生理学と、それぞれ完成された学問があるからです。完成されているために矛盾が起こると病気は成り立たなくなるので、初めから遺伝子が狂っているから起こると考えられてしまいます。大学での教育も同じです。完成された学問を学ので、学問が成り立たなくなる場合には遺伝子異常と教えます。根掘り葉掘り遺伝子を調べても異常が見つからないと、原因不明の難病になります。

 でも実際には、完成された学問で考えるのではなく、病気は、体や心が過酷な環境にさらされて、免疫が正常に働かなくなった、生化学の代謝が起こせなくなった、生理的な体の反応が起こせなくなったと考えなければいけないのです。

 現在の医療はまるで機械を修理する感覚です。壊れてしまったものを一気に元に戻そうとする救急医療、臓器をとり換える臓器移植、それでもためなら細胞を一回初期化して分裂させて戻そうというiPS細胞、それでは体は元に戻せません。

☆ ノイズの浄化と遺伝子のオン・オフ

病気は偶然でなく必然で起こる
安保氏参 100%

 病気は偶然起こるものではありません。特定の人にだけ起こるものではありません。間違って起こるものではありません。起こるべくして起こる、必然のものです。これが免疫学の研究を40年以上行ってわかった結論です。

 病気の人と健康の人の差は、「バランスのとり方」にあります。

 人間の体は20億年以上も前から進化を繰り返しながら築き上げられてきたものです。太古の先祖は単細胞生物で、酸素が嫌いで低温が大好きでエネルギーをつくる解糖系生物、さかんに増殖分裂を続ける不快不死の生命体です。
 大気中に酸素がふえてきて生存しづらくなり、生き残る道を模索しました。目をつけたのが、酸素から効率のいいエネルギーをつくり高温が大好きなミトコンドリア生命体です。ですが、酸素を利用するがゆえに活性酸素を発生し、老化は裂けられません。

 まったく異質の2つの生命体が合体し、画期的な真核生物が誕生しました。

 そして共存共栄をはかる道を見出すために、何億年もかけて絶妙なバランスをとって進化してきたのが人間です。
 2つの生命体の約束は、人類発生以来持ち続けてきた法則となり、体内のシステムとして形づけられています。

 体には、不足の物は産生し、過剰な物は排泄するしくみ、壊れた物は修復し、再生できない物は死滅させる、再利用できる物は循環させるしくみ、自律神経や免疫のシステム、エネルギー生成や人間の成長過程で推移していくしくみなどがあり、人間にはつくることはできません。

 病気にならない秘訣は、体の恒常性を維持しようとしたり、修復しようとしたりする反応を理解し、知恵と工夫を駆使して、バランスをとることです。

☆ 基本浄化でOK