老いも寿命も「腸」が決める

 糖尿病も腸の病気!?腸ホルモンの威力。チョー大事、ミトコンドリア&腸内細菌。

 かつてないほど腸が注目されている。人体の免疫系の約7割が存在し、「第二の脳」と呼ばれるほど神経細胞も集まる。老化や寿命のカギを握る腸。

 腸の疲れは肥満や糖尿病の発症、老化につながる。「腸の叫び」に早めに気づき、励まし元気づけたい。そのために二つのパートナーを味方につけよう。

 ミトコンドリア」と「腸内細菌」だ。

「腸や腎臓の疲れというのは、私たちの細胞の中にあるミトコンドリアの疲れです。臓器を動かしているエネルギーはATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれる物質で、このATPは細胞の中のミトコンドリアで作られています。

 ミトコンドリアが元気で、その数が多ければ多いほどATPの生産能力も高くなるのです」。

 私たちのパートナーとして大切にしたいのが、腸管の中に棲む腸内細菌だ。最近になって新たな遺伝子分析法が開発され、腸内細菌は数千種類、数百兆個に及ぶことが分かってきた。

 腸内細菌といえば整腸作用が知られるが、最近はがんや動脈硬化、アレルギー、アトピーにも腸内細菌が関わっていることを示唆する研究論文が次々と出ているのだ。

 一見関係がなさそうな認知症と腸内細菌の関係の解明も進められています。SFのような話ですが、腸内細菌を変えることで体質や性格を変えられるかもしれないと、私は思っています。

 腸内細菌の善玉を優勢に保つには、そのエサとなる食物繊維をとる。

 そしてヨーグルトなどの乳製品や、納豆などネバネバの発酵食品もバランス良く取りたいですね。
#腸内細菌と
  全細胞之全ミトコンドリアにEg入れまくる