健康常識のウソ?

鶴見 隆史氏

インフルエンザワクチンは危険

重篤な副反応が出ることもある

 実際、インフルエンザワクチン接種後に、ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病などの副反応が起きたという報告もあります。ワクチンに頼り過ぎは禁物です。

 インフルエンザワクチンは接種して良いことは何もありません。腸を良くすればインフルエンザなどかからないからです。

減塩のし過ぎは病気を招く

高血圧と塩分は無関係


 塩にも「良い塩」と「悪い塩」があり、問題は「悪い塩」を多く摂ることなのです。良い塩とは、塩田から摂取された純粋な天然塩などを指します。

 こうした塩は天然のミネラルやマグネシウムを豊富に含み、大変還元力があるため人体に有益な作用をもたらします。本当に良い塩とは還元力のある塩なのです。

 一方、悪い塩とは、天燃塩を人為的に加工した「精製塩」などを指します。精製塩は微量ミネラルを取り除いた天燃塩を溶解して結晶状にしたもので、99%以上が塩化ナトリウムで構成されています。こういった塩は極めて酸化しやすいのです。

 体にとって本来は必要なミネラル分が排除され、ほぼ塩化ナトリウムだけでできた塩は酸化力が強く、体にさまざまな悪影響を及ぼします。

 逆に良い塩を摂れば、不足しがちなミネラルを補うことができ、病気予防につながります。つまり、減塩することよりも、塩の選び方のほうが健康のためにはより重要なのです。塩の選び方は、第4章で説明します。

 空腹時には生野菜+味噌。梅干しも強い味方。

 塩は焼き塩がベスト。抗酸化力で体を守る。サプリメントを積極的に活用。体内環境の調整に効果大。酵素サプリメントも、2012年以降から質の良いものが市販されるようになりました。